結局、1月中に実施されなかったペンギンアップデート。こうなったらもういつ行われてもいいような気がしてきました。。
(呆れさせて忘れた頃に実施するというGoogleの狙いかもしれませんが。)
今まで出てきた情報を下記にまとめたいと思います。
3月まで延期説も・・・
新ペンギンアップデート(アルゴリズム)は2016年1月中に更新されるか?
こちらは1月11日のSearch Engine Landからの記事。ペンギンではなく「コアランキングアップデート」とのこと。
Google Had A Major Core Ranking Algorithm Update This Past Weekend
こちらでは「コアランキングアップデートを行った。」とだけ書いています。どうもペンギンじゃなさそうだと。パンダ関連かもということらしいです。どうも今回はペンギンではなかったのでしょうか?
先週末にも1月11日(米現地時間1月10日)に検索エンジンの方で動きがあったとの情報が出ていました。
Search Engine Roundtable の記事ですがここではまだ断定はしていません。
http://www.linkresearchtools.com/news/google-penguin-4-0/
こちらはもう一つ別の記事ですが、こちらでは「Real Time Penguin Update has started」と完全に断定しています。
また、鈴木謙一さんがブログでGoogle社員の反応を記事にしています。
大規模な順位変動がGoogleに発生、ペンギンアップデート4.0が実施されたのか?
実際、Google社員ですら日々の更新はリアルタイムに共有されていないことがよく分かります。
イリーズ氏が「My gut feeling is that it’s not(直感ではペンギンじゃないと思う。)」と言っているのは興味深いですね。
明日ということは、日本時間で13日の深夜頃でしょうか。いずれにしても現段階ではGoogleの公式な発表は出ていません。
情報に振り回されるのではなく、正確な情報を待ちましょう。
こちらは昨年末にアップデートが延期されたことを記載した記事です。
Google: New Penguin Algorithm Update Not Happening Until Next Year
Googleが、ホリデーシーズンはアップデートを避けたことでペンギンアップデートは2016年に延期になったわけですが、年始早々何らかのアップデートを行ってきたことは確かです。ペンギンアップデートか否かについて、今後もこのブログで追いかけて行きたいと思います。
いずれにしても今後、実施されるには違いありませんので改めてペンギンアップデートを勉強したいと思います。
ペンギンアップデートとパンダアップデート
すでにご存知の方も多いかと思いますが、改めて、Googleのアルゴリズムでよく対比して説明されるペンギンアップデートとパンダアップデート違いは何なのかを改めてご紹介します。
パンダアップデートとは
2011年2月24日にリリースされたGoogleのアルゴリズム。コンテンツファームと言われる無駄コンテンツを大量に生成するサイトを対象にしていたため、当初「ファーマー・アップデート」と呼ばれていた。 初代のパンダアップデートは11.8%のクエリに影響が出たと発表されその大きさは非常に衝撃的だった。後に、エンジニアのBiswanath Panda(ビスワナス・パンダ)氏が中心に行ったアップデートということで「パンダアップデート」と呼ばれるようになった。日本では米国に遅れること1年半後の、2012年7月18日に導入された。日本での影響範囲は約4%程度とのことで初代にくらべるとやや少ない範囲にとどまった。
ペンギンアップデートとは
パンダアップデートがリリースされてから一年後の2012年4月24日、ペンギンアップデートがリリースされました。ペンギンアップデートに関してはパンダアップデートの時のように、言語圏によるリリースのズレは無く、全世界同時にアップデートが行われました。日本でも、同日にウェブマスター公式ブログにてリリースの文章が通知されました。
これまでは米国版のウェブマスターブログにリリースが出ることはありましたが、同日に翻訳文が出るというのはほぼ無く、Googleとしてこのアルゴリズムへの力の入れようがよく分かる扱いでした。
文章の中でも特に「キーワードの詰め込み」や「リンクプログラムへの参加」ということをターゲットにしていると書かれており、リンクを中心としたスパム的なSEO対策を行っているサイトが対象にされました。
パンダは内的、ペンギンは外的
パンダアップデートとペンギンアップデートはアルゴリズムの特性から特にパンダはコンテンツスパムについて、ペンギンはリンクスパムについてターゲットにしているため、よく対比されて紹介されることが多くなりました。
ペンギンアップデートの由来
エンジニアの名前が由来となっているパンダアップデートですがペンギンアップデートに関しては明確な由来に対するコメントは得られていません。
一部で、アルゴリズムに白黒つけるため、パンダが白黒だったので次も白黒の動物で。みたいなことがまことしやかに言われていますが、Googleから裏がとれているわけではなさそうです。
ペンギンアップデートの歴史
ペンギンアップデートは今まで計6回更新が行われており、それぞれデータ更新、アルゴリズム更新が行われております。
- ペンギンアップデート1.0 – ペンギンアルゴリズム導入 (2012年4月24日)
- ペンギンアップデート1.1 – データ更新 (2012年5月25日)
- ペンギンアップデート1.2 – データ更新 (2012年10月5日)
- ペンギンアップデート2.0 – データ更新とアルゴリズム変更 (2013年5月22日)
- ペンギンアップデート2.1 – データ更新とアルゴリズム変更 (2013年10月4日)
- ペンギンアップデート3.0 – データ更新とアルゴリズム変更 (2014年10月17日)
上記を見ると更新頻度は非常に少ないですが、毎年10月に更新が行われています。
毎年この時期にはSMXとPubconが行われており、そこで重要な発言が出ることが多いようです。
ペンギンアップデートの影響
ペンギンアップデートは今まで6回更新が行われていますがそれぞれのアップデートの影響度は下記の通りとなります。
- ペンギンアップデート1.0 – 検索クエリの5%以下
- ペンギンアップデート1.1 – 英語クエリの0.1%以下
- ペンギンアップデート1.2 – 検索クエリ0.3%
- ペンギンアップデート2.0 – 英語のクエリでは2.3%
- ペンギンアップデート2.1 – 検索クエリの1%以下
- ペンギンアップデート3.0 – 検索クエリの1%以下
いずれも数%以内の影響に限られており、実際日本でも影響の出たサイトは極端なSEO施策を行っていたアフィリエイトサイト等が主で、企業サイトで影響が出たケースはあまり聞かれておりません。
ペンギンアップデートの対象
ペンギンアップデートが対象にするサイトはある程度明確になっています。
ペンギンアップデートでは品質に関するガイドラインを違反するようなサイトを取り締まるとしています。
品質に関するガイドライン
こちら、しばらく見ないうちにかなり詳しくなってますね。
こちらかなり具体的に書いてあり、
- PageRank を転送するリンクの売買。
- 過剰なリンク交換、または相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成すること。
- アンカー テキスト リンクにキーワードを豊富に使用した、大規模なアーティクル マーケティング キャンペーンやゲスト投稿キャンペーン。
- 自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成すること。
などの他に「不自然なリンクの例」として
- PageRank を転送するテキスト広告。
- PageRank を転送するリンクを含む記事に対して支払いが行われるアドバトリアルやネイティブ広告。
- 他のサイトに配布される記事やプレス リリース内の最適化されたアンカー テキスト リンク。
- 質の低いディレクトリやブックマーク サイトのリンク。
- さまざまなサイトに分散するウィジェットに埋め込まれたリンク。
- さまざまなサイトのフッターに分散して幅広く埋め込まれたリンク。
- フォーラムでのコメントにおいて、投稿や署名の中に含まれる作為的なリンク。
というようなものがあります。
こんな具体的に書いてあったんですね。
これらガイドラインはキチンと熟読しておくべきですね。
ペンギンアップデートの対策
実際、対象となっているサイトが明確なので、対策も分かりやすいと言えるでしょう。
特に過去のリンク施策などで、上記対象となるサイトからの不自然なリンクなどがサイトに貼られていないかチェックしておく必要があります。
これら不自然なリンクに対する対策としては
- リンクを削除する
- リンクの否認ツールを利用する
- 良質なリンクを集める
の3つのポイントがあります。
特に3つ目の良質なリンクを集めるのがペンギンアップデートの対策に繋がるというのは意外でしたがこちらは、
2014年12月30日のオフィスアワーにてGoogleジョン・ミューラー氏がコメントしました。
ペンギンアップデート4.0の時期は?
今回、9月29日~10月1日に行われたSMX EASTにてGoogleゲイリー・イリーズ氏がペンギンアップデートの次回更新についてコメントしたことが、Search Engine Landにて紹介されました。
Google Confirms The Real Time Penguin Algorithm Is Coming Soon
これを見るかぎり、ペンギンアップデートは年内には行いたいとしており、今回のアップデートではリアルタイムの更新になるとのことです。パンダアップデートは現在すでに自動更新になっており一部のみ手動で更新されているとのことですが、今回、ペンギンアップデートもリアルタイム更新になるようです。
ペンギンアップデート4.0の実施時期予想
ここで、ペンギンアップデート4.0がいつ実施されるか予想したいと思います。
Googleは今までも大きな更新に関しては混乱を避けるためホリデーシーズンは避けるというコメントをたびたびしてきています。
それを考えると年内に実施したいとコメントしているものの、11月後半以降での更新というのは考えにくいのではないでしょうか?
これまでの更新日時を見ても毎年10月に更新されています。それを考えると10月中という可能性が高いかもしれません。
ただし、今回はあえて
11月1日
が実施タイミングと予想したいと思います。間違ってたらお慰みw
予想は見事沈没。。。うーん、結構バッファ見て遅めに設定してたんだけどなぁー。こないだのパンダもそうですが、最近のGoogleさんは噂が先行しちゃって大変ですね。このままじゃどこまで行くのか。。改めて予想!!
11月27日
これでどや!ま、また間違ってたらお慰み。。。
再度撃沈・・・・・・。。Googleさん、かなりやってくれますね。。次の予想はコチラです。
12月1日。それがなければ年内実施は見送り
すみません。ことごとく外してるので、今回は2つ書いちゃいました。
さすがに12月中旬の更新はないかと。ただ、毎月1日に若干動いてるのでこのタイミングでの公開はあるかもしれません。
【2015年12月4日追記】
ようやく正解。。。そりゃここまで書けばあたるか。。やはり12月中の更新はなさそうです。
こうなると来年のいつ?という予想になりますが。年明けすぐは動くとは思えませんので
2016年1月29日
散々ずらされてきてるので遅めの予想をさせていただきます。さてどうでしょうかねー。
【2016年2月1日追記】
結局、1月中の予想も外れる。。
もうどーでもいいよ!!
では運試しとして、実施するのは
2016年3月4日
こちらでお願いいたします。
いずれにしてもペンギンアップデートまでに過去のリンクは精算してランクダウンしないよう十分準備しておきましょう。